投稿が前後しますが、一昨日2月4日土曜日、京都府立文化芸術会館で行われた福本清三さん三回忌追善上映イベントに住職と一緒に行ってきました。
福本清三さんは太秦の斬られ役としてたいへん有名な俳優さんで、本昌寺ともご縁のある方です。
出演映画の上映の後に、殺陣のショーと、福本さんが主演された映画「太秦ライムライト」に携わった方々の座談会がありました。
ラッキーなことに前の方に座れたので、迫力ある殺陣のショーをたいへん間近な距離で見ることができました。
座談会には、映画の監督の落合賢さん、脚本家の大野裕之さん、女優の山本千尋さん、そして映画に出演されている俳優さんたちでした。
真ん中に大きな福本さんの写真が置かれ、福本さんを囲むように(そこに本人がいる様に)みなさん座られて、写真を見ながら福本さんの思い出話をたくさん語られました。
最初太秦ライムライトという映画が出来るまでのお話、題名が決まり、監督さんが決まり、助演の女優さんが決まり、そして福本さんが説得する大野さんに5万回断り続けた「主役」が決まった時の話。そして福本さんがどれだけ謙虚な方だったかエピソードはいちばん盛り上がったような気がします。
山本千尋さんはもともと太極拳の世界チャンピオンから女優さんに転身され、17歳の時に新人で抜擢されて映画に初めて出られたとのことですが、今や大河ドラマなどで大活躍の女優さんです。
鎌倉殿の13人では、本当にハマり役というか、三谷さんが太秦ライムライトを見てキャストされたのだろうというような、そんな役でしたよね。
新人の時に共演された福本さんに演技だけでなく、俳優としての生き方まで学ばれて、身体に吸収されたようです。
これからももっともっと素敵な女優さんに成長されることと思います。
最後の方に脚本家の大野さんが、福本先生は最後の最後、亡くなるギリギリまで俳優の仕事を全うされたけれども、やっぱり俳優ができなくなったとしても、もっと長生きして欲しかった、、、というような内容のことを、泣きながら言っておられたのが、とても印象に残りました。
亡くなられても、なおたくさんの人の心の中で生き続ける福本清三さん。本当に偉大な俳優さんだったのだということが、このイベントで実感しました。
このイベントは、福本清三さんの生涯を振り返る決定版写真集を制作するためのキックオフイベントとのことです。また、時代劇振興のためにDVD やポストカードを買って貢献できるとのことですので、できる限り協力したいと思いました。(
こちら)
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2023年2月6日(月)