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2017/04/10幽霊飴伝説

カテゴリー名:寺院本昌寺かいわい

今朝たまたま見ていたテレビ朝日の羽鳥さんの番組に、本山立本寺さんのことが紹介されていました。
知る人ぞ知る桜の名所ということでした。
いまちょうど立本寺は桜満開なのですが、一昨日石原良純さんが取材に来られていたみたいです。





立本寺に伝わる「幽霊飴伝説」
「その昔、京都の東山に「みなとや」という飴屋がありました。「みなとや」は京都の飴の老舗(しにせ)であり、町民からの評判も良いお店でした。ある日の晩、店主が店じまいしようとしたところ、暗闇から一人の若い女の人が現れました。彼女は一文銭を取り出し、「飴を下さい。」と言いました。そして、店主から飴を受け取ると、夜の暗闇の中に消えて行きました。その翌日の晩、その次の晩も、同じ女の人が一文銭を持って飴を買いに来て、それは六日間にまで及びました。
そして七日目の晩のことです。彼女が飴を買って行った後、店主が飴の代金に受け取った一文銭を見てみました。すると、それは「しきみの葉」だったのでした。不審に思った店主が、彼女の後をついて行くと、行った先は「立本寺の墓地」でした。そして彼女は墓地に入ると突然、スッ…と消えてしまいました。驚いた店主が、耳をすませますと、どこからともなく赤ちゃんのオギャーオギャーと泣く声が聞こえました。声のする方へ行ってみると、ひとつのお墓にたどり着きました。声はお墓の下から聞こえたのです。驚いた店主がお寺の住職に伝え、お墓の下を掘ってみることにしました。

土から掘り起こした桶の中を見てみますと、そこには、毎晩飴を買いに来ていた女性の遺体があり、またその傍(かたわ)らには、飴を食べて丸々太った赤ちゃんがいたのでした。つまり、この女性はすでに亡くなった方であり、埋葬時に入れられた桶の中で、我が子を産んだのでした。そして、「このままだと可愛い我が子が死んでしまう。」と不憫に思ったお母さんが、夜な夜な幽霊となって飴を買いに行き、我が子に食べさせてあげていたのです(この時に持っていた一文銭は、死者の身に付けた六文銭を一枚ずつ持ち出したものだったのです。)

この時の赤ちゃんが、大人になった後に出家し、立本寺第二十世・霊鷲院日審上人となったのです。我が子を想う母のやさしさが描かれた伝説として、現在まで立本寺に伝えられています。」

(立本寺ホームページより)


まだこの飴屋さんは現存するそうで、これが幽霊飴。(食べたことないです)

東山区のお店ですが、立本寺からけっこう遠いですよね。笑

幽霊だから距離は関係ないのかな。笑


公園は工事している部分はありますが、桜は見れるみたいです。

立本寺桜に関する記事はこちら

立本寺桜に関する記事はこちら


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