今日、納骨壇にお骨を納めておられる方が来られ、お骨を持って帰りたいと言われました。
住職は修行中、弟子は外にお参りに行っていて留守でしたので、お経しなくてもいいのですか?
と聞いたのですが、いいです、と言われ、
「いままで供養していただきありがとうございます。もう終わりです。」
というような会話を交わし、帰られました。
急な出来事に唖然としてしまいました。
他にいいお寺さんがみつかったのか、お墓を買われたのか、他宗に改宗されたのか、理由はわかりませんが、説明もなくお経もせずにいきなり離壇とは。。
いままで丁寧に法要や供養をされていた方だっただけに、本当に驚きました。
最近テレビで、墓じまいや終活特集で話題にされる「高額な離壇料(三百万円!)を請求するお寺」があるそうですが、もしかしたらそう思われたのかな??笑
ここ数年、特にネット社会の影響か、Amazonが僧侶を35,000円で派遣してくれる(最近はなくなったのかな?笑)、など、
エンディング産業展でも思いましたが、供養の仕方もいろいろと変わって来ています。
亡くなった自分の大切な家族をどうやって供養するのか、ひとそれぞれ。
檀家さんといえども、いつまでいままで通りのお付き合いをしてもらえるのか、わからないな〜。と、思ってしまいました。
周りが変わって行っても、私たちは与えられた1つ1つの仕事を丁寧にしていくしかないですね。
それにしても住職が帰ってきて今日のこと聞いたらびっくりするだろうな〜。笑
昨日NHKの「ごごなま」という番組で樹木葬が最近人気と紹介されていました。