今日はバーンスリーとキールタンのコンサートがありました。
たくさんの方がご参加くださいました。
演奏の途中に、シャイアンさんは英語しか喋れないので、ユキ先生が日本語で訳された説明文を読まれました。
インドの横笛(フルート)バーンスリーについて
インド古典音楽ではバンスリーのことを「呼吸」という生命のエネルギーを音として表現・体感できる道具であると捉えています。
呼吸は生命であり、呼吸は風の楽器バンスリーを通じて音という形状をとり、聞く者の感情に息吹を与えます。
ヒンドゥ教のクリシュナ神はこのバンスリーを演奏します。クリシュナ神が描かれる絵画でもバンスリーは彼の手に携えられており、彼の無限に広がる宇宙的な愛の導きを象徴しています。クリシュナの奏でるバンスリーの音色は彼の愛そのものであり、ワンネスと繋がる準備ができた者たちを呼ぶ声として比喩されます。
インドの古典音楽「ラーガ」について
インド古典音楽の構成要素である旋律やメロディを総称して「ラーガ」と呼びます。
起源は数千年と言われており、現代にも100を超える種類のラーガが演奏家たちの手によって師から弟子へと連綿と受け継がれています。ラーガにはそれぞれに厳格なルールが定められ複雑な理論によって構成されてはいるものの、演奏に臨む者の心の状態がより重要であると考えられています。ラーガの持つ感情的な表現はそのままラーガの個性にあたります。はじめは幽玄的な状態からはじまり、徐々にその輪郭が色味を帯びはじめ、理論的なプロセスとともに次第に形状を成しつつ、展開しながら上昇していきます。
お茶会ではいろんな質問も飛び交い、みなさんご興味が深いのだな、と感じました。
いろんなものを感じやすい方にとっては、とっても強力なエネルギーを与えて貰えて、お腹いっぱいという方もおられました。笑
バンスリーの音色は、すごくお寺の本堂の雰囲気に合い、ユキ先生のキールタンの声とも素晴らしいコラボレーションでした**
参考画像(ウィキペディアより)クリシュナ
途中外から本堂を見てみたのですが、満月のお月様は曇っていて出ていなかったのですが、明るくて雲が照らされて、バンスリーの音色が響き渡る幻想的なお寺になっていました。