今日は文化祭2日目。
いよいよ高三長男の劇が見れる日です。
この日のために一生懸命準備していたことは、本人の口ではなく、同じクラスのママ友からなんとなく聞いていました。
「しょうちゃん、頑張ってるよ〜」
「しょうちゃん、めっちゃ上手いらしいよ〜」
「このクラス完成度高いらしいよ」など、前評判は上々でしたww
しかし、あまり信じていなかった。笑
忘れもしない、3年前の中学3年の文化祭の劇。
クオリティが低すぎて、全員やる気なし。全く盛り上がっていない。
終わった瞬間に、大人げなく、子どもらに向かって「超つまんなかった〜」と言ってしまった。笑
そんな暗い過去を通ってきたので、今回もあまり期待していなかったのです。
前にも何度か書いてますが、長男のクラスは文系で、女子が30人以上、男子が7人しかいないクラスです。
配役もたいへんだったと思うのですが、脚本、演出など演劇部の子が担当し、男子の足りない部分は担任の先生まで使っていました。笑
いよいよ劇が始まったのですが、あまりのクオリティの高さに驚愕!!
小学1年生の時からよく知っている子たちがたくさんいるのですが、それぞれのキャラクターぴったりの配役、演技力、脚本も素晴らしい、しかもBGMは吹奏楽部の生オケ。
正直、宝塚のエリザベートを初めて観た時と同じくらいの衝撃的な舞台鑑賞でした。笑
しかも、うちの子のことなんですが、親バカと言われても仕方ないと思うのですが、評判通りかなり上手かった!!こんな才能があったなんて!!ほんまにびっくり。声も通るし、悪役に徹する演技っぷり、よかった。あまり人前で自分を表現することが苦手だと思っていたのですが、違ったみたいです。
人には適性というものがありますが、いままで親のエゴで適性を無視したラグビーを無理やり小さいころからやらせて、部活を途中で辞めるやつはロクなやつがいない、とか、人間のクズとか家ではひどい扱いをされていて、本当に肩身の狭い思いをさせてきて、本当にごめんなさい。こんなにノビノビと、イキイキとした表情の長男は初めて見ました。
もっと早く、あなたはスポーツではなくて、もっと他に合うものがあるよ、と言ってあげれば良かった。あっという間に高校3年生にまでなってしまった。たかが文化祭の劇で何を言ってるんだ、と思われるかもしれませんが、私にとってはそれくらいの衝撃でした。長男をここまで頑張らせてくれた、才能を開花させてくれたクラスメイトや担任の先生にも感謝です。
かと言って、いきなり演劇部に入るということはないと思うのですが、この1回の経験だけでも、これからの長い人生の中で、自分の中で自信となって活きてきてくれると確信しました。
劇の素晴らしさと、長男の新しい一面を見た感動と、いままで自分がしてきたことの後悔、長男への謝罪の気持ちで、帰りの阪急電車の中で涙が溢れてきて、泣きながら三条商店街を自転車で走って帰りました。笑
悪役ジャファー
小学校の時から仲良しの友達ハマり役ジーニー
顔が見せられなくて残念な、可愛い女子がいっぱいで華やかなクラス
生オケ演奏
カーテンコール